毎年12月に行われる「秩父夜祭」は、京都祇園祭・飛騨高山祭とともに、日本三大曳山祭の一つに数えられる、江戸時代からの伝統あるお祭りです。国指定重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。秩父から日本の伝統文化を国内外に発信し続けています。
奥深い魅力に溢れた秩父夜祭をより楽しんでいただけるよう、桟敷席の予約など最終日･クライマックスを彩る花火大会の鑑賞を中心に、臨時列車と屋台,ライブ配信について調査します！
ユネスコの世界遺産に登録され伝統のあるお祭り「秩父夜祭（ちちぶよまつり）」を楽しんでいただけるよう桟敷席の予約など花火大会の鑑賞を楽しんでいただくための情報を中心に調査します！
- 桟敷席の予約について
- 臨時列車
- 屋台
- ライブ配信について ぜひご覧ください！
2023年の２日間の開催の様子です。
秩父夜祭2024と花火大会の開催概要について
秩父夜祭は、ダイナミックな冬花火と､絢爛豪華な笠鉾や屋台と呼ばれる山車６基との極彩色の共演が醍醐味であり魅力です。
| 12月2日(宵宮) | 宵宮は、おまつり本番を盛り上げる前夜祭に近いものになります。4台の屋台が12時~16時頃と18時~20時頃秩父神社を中心に曳かれます。宵宮の日は比較的見学しやすく、屋台を近くで観覧することができます。花火は単発花火の打上となり午後８時頃に終了となります。 |
|---|---|
| 12月3日(本祭) | 3日の本祭では笠鉾・屋台の合わせて6基の巡行や屋台での芝居上演など、9時から翌朝までにぎわいます。この日の夜がお祭りの最高潮となるため秩父夜祭と言われます。秩父夜祭本祭のクライマックスを盛り上げる、花火大会は午後7時半～10時まで行われました。 |
| 打上時間 | 12月2日(土) | 19時～20時 単発花火の打上 |
| 打上時間 | 12月3日(日) | 19時半～22時頃 花火大会 |
| 打上場所 | 羊山公園内 | 夜祭開催中は、立入禁止区域となります |
| 観覧場所 | 12月3日(日)よく見える場所 | ・国道140号の西武秩父駅前信号～上野町交差点の間 ・秩父市役所駐車場（花火観覧会場） ・西武秩父駅前 |
2023年の秩父夜祭では、2日は単発花火の打上が、3日はお祭りのクライマックスを花火大会が盛り上げました。
花火打ち上げ場所の羊山公園内は立入禁止区域となっていて、代わりに、メイン会場周辺の国道や駐車場が開放されました。
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秩父夜祭2024桟敷席について
あざやかな花火と豪華な笠鉾・屋台を間近で観覧することができる特等席が、桟敷席です。秩父夜祭では様々な場所で桟敷席や有料観覧席が販売されています。秩父夜祭の主な桟敷席と有料観覧席について、席の購入方法について調査します。
秩父夜祭を間近で観覧できるのが桟敷席です。主な桟敷席と有料観覧席について、また、席の購入方法について2023年の情報を参考に調査します！
秩父夜祭の桟敷席・有料観覧席は、例年10月以降に販売予定となっています。
・場所:団子坂(秩父鉄道:御花畑駅から徒歩約5分)
・1階指定席(定員20名)/2階立見席(定員:数十名)
・申込方法:メール受付のみ
＊秩父夜祭のクライマックスである団子坂での山車の曳き上げと花火を間近に楽しめます。
＊三脚・一脚・自撮り棒の使用は禁止
＊詳細は「秩父夜祭桟敷席公式サイト」でご確認ください。
・場所:秩父市役所前 御旅所内特設会場
・全席指定•パイプ椅子席
・申込方法:ネット受付 / 電話受付
・販売開始:2023年10月26日(11月14日完売)
・販売価格:3,000円
＊打ち上げ花火は席により観覧できない場合あり。
＊ネット予約は「ちちてつe-shop」より可能。
・各民間で私設する有料観覧席
・観覧席で鑑賞できるツアー
クラブツーリズムで2024年のバスツアーが販売開始されています！
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観覧席の場所や花火・屋台の見え方などはそれぞれ異なるのでお申し込みの際に詳細を確認ください。おすすめは、クライマックスと花火が楽しめる 団子坂 や花火観覧場所で屋台の到着地である御旅所近くの市役所前•秩父公園 に設置された席です。
秩父夜祭2024臨時列車について
例年、秩父鉄道 西武鉄道では秩父夜祭に合わせて臨時列車の増発がされています。混雑緩和の目的の臨時列車ですが、この日に合わせての特別列車の運行もあり、鉄道ファンの皆さんにも注目の的となっています。
2024年のご利用の参考に、会場までのアクセスと鉄道各社の2023年の増発便の運行情報についてご紹介します。
秩父夜祭2024会場とアクセスについて
秩父夜祭は、本会場である秩父神社で屋台芝居が繰り広げられるほか、神社周辺の通りでの屋台曳き廻し・曳き踊りなど山車の巡行が行われます。花火は、小高い丘の上にある羊山公園で打ち上げられますが、公園は立入禁止区域となります。秩父夜祭の花火大会は、花火を背景に絢爛豪華な屋台（山車）や秩父夜祭の熱気と合わせて鑑賞するのが醍醐味といえます。国道140号の一定区間の車両通行止など、秩父神社周辺に花火鑑賞エリアが設けられます。
2023年開催時の秩父夜祭の主な開催場所とアクセスをまとめました。2024年の情報は分かり次第追記します！
秩父夜祭：主なイベントの開催場所とアクセス
| 秩父夜祭会場 | 秩父神社 | 秩父鉄道:秩父駅徒歩約３分 西武鉄道:秩父駅徒歩約15分 |
|---|---|---|
| 屋台曳き廻し・曳き踊り | 秩父神社〜本町・中町・上町通りを中心に | 秩父神社および秩父鉄道「秩父駅↔︎御花畑駅」区間周辺を巡行 |
| 花火打ち上げ場所 | 羊山公園（立入禁止区域あり） |
本祭の日に花火がよく見える場所
| 国道140号沿い | ⒈上野町~南小交差点の間:秩父神社より徒歩約５分~20分の区間 |
|---|---|
| 秩父市役所駐車場 | 秩父鉄道:御花畑駅徒歩約５分 西武鉄道:御花畑駅徒歩約８分 |
| 西武秩父駅前 |
お祭り当日は非常に混雑し、駐車場もすぐに埋まってしまうので、公共交通機関を利用することをおすすめします。お車の場合は、交通規制がかかるので事前にご確認ください。
交通規制や駐車場の情報、屋台（山車）の巡行スケジュールや経路などの詳しい開催情報はこちら→秩父夜祭交通案内図をご覧ください。
秩父夜祭2024臨時列車運行情報について
秩父夜祭会場である秩父神社の最寄り駅は、秩父鉄道、西武鉄道の「秩父駅」となります。各社ともに臨時列車を増発しています。2023年の運行情報についてまとめました。2024年の参考にご覧ください。
| 12月2日(宵宮) | ・一部の上り特急列車を飯能駅から西武秩父駅始発に変更 ・臨時普通列車を1本増発運転 |
|---|---|
| 12月3日(本祭) | ・朝9時台より池袋発西武秩父駅行きの特急列車を約30分間隔で増発運転 ・帰りの時間帯は西武秩父駅発上り特急列車•普通列車の増発 ・飯能～西武秩父駅間では特別ダイヤで運転 |
| 特急券の発売について | 特急券発売開始日である11/3に限り、本祭12/3の特急券の購入上限を一人８枚までとして、多くの方が購入できるように対応。 |
| 公式サイト | https://www.seiburailway.jp/ |
| 12月2日(宵宮) | ・臨時列車の増発無し |
|---|---|
| 12月3日(本祭) | ・秩父駅発着の列車を増発 ・秩父夜祭を記念したヘッドマークを掲げた「SL秩父夜祭号」を運転 ・飯能～西武秩父駅間では特別ダイヤで運転 |
| 公式サイト | https://www.chichibu-railway.co.jp/ |
SLの予約は以下の通りとなっています。詳細は秩父鉄道ホームページをご確認ください。
| 個人（1名~14名） | 運転日の1ヶ月前から出発時間30分前まで |
| 団体（15名以上） | 運転日の3か月前~2週間前まで |
| 旅行代理店各店 | ※一部の店舗では取り扱いされていない場合もあり。 ※空席状況を確認後の発券のため時間がかかる場合もあり。 |
西武鉄道は両日、秩父鉄道は3日本祭の日のみ臨時列車が増発されていました。特急列車の予約や詳しいダイヤについては各鉄道会社のホームページをご確認ください。
SLの運行は重量感がすごいですね！貴重な機会、予約情報を確認してぜひ乗ってみたいですね。
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秩父夜祭2024屋台について
秩父夜祭には２つの注目の屋台が現れます！1つ目は、秩父夜祭の主役•山車の屋台。2つ目はお祭りならではの楽しみ、出店/露店の屋台。2つの屋台について調査します！
山車の屋台と夜店の屋台。2つの屋台を調査します！
秩父夜祭2024屋台：山車について
笠鉾かさほこと屋台
秩父の街を彩り豪華絢爛な姿で牽引される笠鉾と屋台について紹介します。
笠鉾は、中近と下郷の2基があります。神様が依り憑く場所としての要素があり、土台となる長い真柱に3層の笠を立て、緋色の羅紗地の水引幕を吊るし､造花を放射状に垂らした、華やかで繊細な姿が本来の姿ですが、夜祭では笠をとった屋台の姿で巡行がされています。
屋台の特徴は、屋台歌舞伎を上演するため「廻り舞台」の装置をもち、更に屋台の左右に芸座を付設できる仕組みになっているところです。町の名前を冠した４基の屋台があり宮地屋台•上町屋台•中町屋台•本町屋台は各町の保存会で所有をしています。
笠鉾と屋台は1基が10トン以上あり、屋台ばやしに合わせ、約200人の曳き子によって巡行します。夜には無数のぼんぼりが灯り、冬空に一段と映えます。秩父祭の笠鉾と屋台は、全て組立・解体式であり、釘を使用せず装飾品の取り付け等を麻縄で締結するなど古い工法がとられているのも特徴です。
2023年は、運行スケジュールや経路について、公式ホームページに巡行路略図など詳細情報がアップされました。
笠鉾かさほこと屋台の曳き回しの見どころについて
より迫力を楽しむために、笠鉾と屋台の曳き回しの見どころを紹介します。
ギリ廻し
秩父夜祭の屋台の車輪は、交差点では方向転換の舵がきかないため、「ギリ回し」という手法を使って屋台の方向転換をします。テコの原理を応用して屋台後部を浮かせ、ギリ棒一点で山車を浮かせた状態で方向を変えます。屋台を倒さずに方向転換させるための緊張感と成功した時の達成感。方向転換の際には、屋台囃子は小太鼓を中心とした「玉入れ」という曲目になりますので、そちらも注目してみてください。
すれ違い
巡行中の屋台と屋台のすれ違いは大変盛り上がります。すれ違い時には一旦山車を停め、屋台囃子は「大波」と呼ばれる力強い節回しで、屋台上の囃子手とともにお互い負けじと囃し合います。
宮参り
６基の笠鉾と屋台は祭当日の日中、必ず秩父神社の山門前まで曳き付けられ「宮参り」を必ず行います。宮参りでは神職による祝詞や、関係者の玉串奉奠などが行われます。屋台４町は宮参りの際に「曳き踊り」（所作）として屋台舞台上で、三味線の長唄による子どもの舞踊を奉納します。
揉み合い
屋台の曳き手達が盛り上がってくると、左右の綱を道幅いっぱいに広げ、役員の合図で数百人が一気に綱を合わせて体当たりをする場面があります。寒い冬の祭りで曳き手の体を温めると同時に祭の賑わいを演出します。
秩父夜祭2024屋台：出店/露店について
秩父夜祭では約1,000店舗もの出店/露店の出店がされました。3日はお祭り自体は翌朝まで続きますが、花火の打ち上げが終わる22時頃に店じまいをする露店が多いので早めに行くのがおすすめです。屋台で賑わうエリア３箇所をご紹介します。
夜店の屋台は、宵祭の日は12時ごろから、本祭の日は朝９時頃から始まり、花火の終わる時間まで営業されているところが多いです。例年、夜店でにぎわうエリア３箇所について調査します！2024年の情報は確認次第追記します。
- 本町通り
- 秩父神社
- 秩父鉄道:秩父駅前広場（夜祭りマルシェ）
本町通り
秩父神社すぐ北側を通る本町通りは、屋台や笠の巡行路で、秩父夜祭で最も多くの露店が並ぶメインストリートです。迫力溢れる山車の巡行と、お店の活気を楽しめます！
秩父神社
秩父夜祭のメイン会場である秩父神社の境内でも、たくさんのお店が並びます。
秩父駅前広場（夜祭りマルシェ）
3日10時～22時に秩父駅前広場では「夜祭マルシェ」が開催されます。秩父鉄道沿線グルメや秩父鉄道オリジナルグッズが大集合。秩父夜祭と合わせて盛り上がっています。
秩父のご当地グルメや温かい食べ物も並んでいるようですね。
巡行する屋台とともに秩父の街を楽しんで心を満たし、お店の屋台でお腹を満たして満喫していきましょう！
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秩父夜祭2024ライブ配信について
秩父の土地で迫力にふれてこその秩父夜祭ですが、現地に行かれない！少しでも秩父夜祭の熱気を感じたい！という方のために秩父夜祭のライブ配信について調査しました。2024年の情報については確認次第、追記をしていきます！
| 西武秩父駅前ライブカメラ | 秩父観光協会ホームページ内にある定点カメラのライブ映像。 |
| 秩父おもてなしTV | 秩父地域おもてなし観光公社運営YouTubeチャンネル。秩父地域の観光やグルメ、ニュースやお祭り情報などを配信・紹介しています。秩父夜祭も、密着ドキュメントのような配信でライブ感満載です。 |
| その他私設配信 | YouTubeやニコニコ動画でライブ配信をされるチャンネルを確認しました。 |
秩父夜祭のライブ配信は、秩父地域おもてなし観光公社運営YouTubeチャンネル。秩父おもてなしTVで密着配信がされていました。他にも動画配信サイトで様々な場所からの配信がされていました。
まとめ
例年12月2日と3日に開催される秩父夜祭。日本三大曳山祭の一つに数えられる、江戸時代からの伝統あるお祭りです。お祭りを楽しんでいただくために４つのポイントについて2023年の情報を調査しました。2024年の情報はわかり次第、追記していきます。
西武鉄道、秩父鉄道では、例年臨時列車および特別列車の増発がされています。
- 西武鉄道では両日とも、臨時列車の運行があり、特急券は１カ月前から発売開始となります。
- 秩父鉄道では本祭の日のみ臨時列車が運行されました。特別列車としてSLの運行がありました。
秩父夜祭では、山車の屋台と、出店や露店の屋台の２つの屋台を楽しむことができます。
- 山車の屋台：1基が10トン以上ある合計6基の笠鉾と屋台は、秩父夜祭の主役で、秩父神社から秩父の街を巡行します。
- お店の屋台：秩父神社境内や、山車の巡行する本町通りを中心に、約1,000ものお店が出店されていました、
花火と山車を間近に見られる桟敷席。例年10月頃より発売が開始されていました。主な発売先は以下の通りです。観覧席の場所や見え方などはそれぞれ異なるのでお申し込みの際に詳細を確認ください。
- 秩父夜祭桟敷席公式:団子坂エリア
- 秩父鉄道:秩父市役所前 御旅所内特設会場
- 民間で私設する有料観覧席
- 観覧席で鑑賞できるツアー
現地に行かれない！少しでも秩父夜祭の熱気を感じたい！という方のための秩父夜祭のライブ配信は以下を確認しました。
- 秩父おもてなしTVによる密着YouTube生配信
- 秩父観光協会ホームページ内西武鉄道秩父駅前の定点カメラのライブ映像
- 動画配信サイトでの私設配信
最後までお読みいただきありがとうございます！秩父夜祭2024を楽しんでいただく参考になりましたら幸いです。
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